2020/04/28 22:25

抽象と具象の間

カンディンスキーとともにドイツ表現主義のグループ「青騎士」の中心メンバーであるフランツ・マルク(Franz Marc,1880-1916)は動物を好んで描いた。非リアリスティックな色彩の動物たちはヒトラーに「退廃芸術」と呼ばれた。通常、表現主義は具象画の一種と考えられるが、この《きつね》(1913)は抽象画的な表現にわずかな具象性を混ぜて2匹のきつねを
描いている。マルクは第一次大戦に従軍しヴェルダンで戦死した。

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